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Musuhi 設立に向けて

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長くアーティスト活動を続けてきてもう早や30年程が過ぎ去っていきました。

ひたすら陶芸家を夢見てティーンエイジャーの頃からずっと駆け抜け続けてきたことが軸となり生きて参りましたが、初期は留学等の傍らから始まりバックパッカーで30ヵ国程ひたすら放浪し世界の美術をインストールしたくて様々な美術や遺跡や人々に触れてきました。その間に様々な人々と会い、様々な感動体験をし、多少落ち着いたかもしれない?10年程過ぎた頃に結婚もし、2人の育児も経て、その間もスローペースながらも手は止めずにひたすら表現に邁進しつつ、発表も止めずに色々な体験をしてきました。

人の本質などそう変わる訳でもなく、1人目の子供の巣立ちと共にまた本質の自分は何を望んでいるのかな?と考えたときに、小学校の頃位に夢見ていた、表現を軸に世界中の人々と交流し、感動の共有と共に国境を越えた心の交流をしたい。ただただこの広い地球を生きている限り飛び回り、沢山のものを見て感動し続けてまたそれを表現してその循環の中で生きていきたいと夢見ていた自分は全く変わっていなかった事に気がついた次第です。人間など単純なもので、表面は変わったとしても本質は永遠に変わらないのかもしれません。

そこに向かうためならどんな努力でも全く苦でなかったのですが、ただそれを経験したかっただけでした。ただただ感動したかったのです。表現は感動の結晶であり、感動は表現の入り口。そこに混じりけあるものはどこにもなく。いつしかその人生の旅の道の途中でたくさんの表現者、たくさんの夢をカタチにするために邁進している人々に出会いました。どんな人もそれぞれの生を懸命に生きていて、それは美しかった。またそこから沢山の勇気やエネルギーを頂きました。 そして最近になり、何故か長く活動してきた末に自然と手をつなぐ流れになってきて、何か力を合わせてやりたかったことどんどんやってみようよという流れになり、何故か非営利の一般社団法人まで友人と共に設立する流れになりました。これも流れだから身を任せてみようかという所から始まり、どこからか、ふっと出てきたむすひという素敵なことばが生まれ。自然なご縁から手を合わせ夢を繋ぎ、美しく楽しい世界を楽しみながらむすび繋げ、国境を越え感動を共有し続けて、更におもいきりたのしく生きていく場のひとつでありたいと願うことを、この立ち上げの日のことばの結びとさせて頂きます。

                         Junko Hori






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